◆ダイエットが成功しない理由
人間の食欲は、脳の満腹中枢、節食中枢で調整されています。
モノを食べると、そのサインが約20分後に脳に伝わって、満腹感が生まれます。
それによって、もうお腹がいっぱいだから食べる必要がない…という指令が胃に伝わって、
食べるのをやめる仕組みになっています。
早く食べるとこのサインが伝わる前に食べ過ぎてしまうから、
ゆっくり食べるのがダイエットによいと言われる理由です。
低カロリーのダイエット食品「こんにゃく」などをたくさん食べれば、
そのサインが脳に伝わりダイエットに効果があるというのは、
この仕組みを応用したものです。
ダイエットが成功しないのは、
脳が人間の食欲をすべてコントロールしているわけではないからです。
お腹がいっぱいのときでも、美味しいものがでるとつい食べ過ぎてしまうのは、
「感情」によって食欲が左右されるからです。
デザートが美味しそう…と感じたらつまんでしまいます。
寂しくても、嬉しくても…つい食べてしまいます。
つまり、脳の視床下部よりももっと上位にある、
大脳皮質前頭葉という「心」をつかさどる中枢が食欲の調整のカギを握っているのです。
そしてダイエット食品を食べてもダイエットが成功しない人が多いのは、
この理由からなんです。
たとえば、こんにゃくダイエット食品は、おいしくないわけですから、
心は満足していません。
量的には胃にいっぱいで、脳はもう食べるな…とサインをだしても、
心は満たされていないのでダイエットは成功しないのです。
もし、あなたがダイエット食品でダイエットするのが不得意というなら…
あなたは「おいしいものを食べるのが好き」ということです。
ダイエット食品でダイエットを成功させるには、
あなたの「心」が満足するような美味しいダイエット食品を食べる必要があるんです。