◆美人ダイエット
日本の女性たちが知らずに陥っている、
美に関する多くの勘違いがあります。
その最たるものが「ダイエット」です。
食事というと、一番気にするするのはカロリーです…
でも、「これを食べたら美しくなれるかしら?」という視点が抜けていると思うのです。
朝食を抜いて、ランチはフラペチーノとベーグル…
それでは、身体にいいことはひとつもありません。
ダイエットと聞くと、ただ痩せることをイメージしがちですが、
本当は違います。
ダイエットとは、賢く食べることです。
何を食べて、何を食べないかを決断することなのです。
それによってあなたは美しくもなれば、美を害することにもなるのです。
世界の美女たちはもう知っています。
美しくなるには、しっかり食べなくてはならないことを…
そして、美しくなる食事のとりかたを始めています。
知らないでいては、内側から輝く、本当の美しさを手に入れることはできません。
美人ダイエットを身につければ、誰もが今よりももっとキレイになれます。
そして、ずっと美しく健康に、年を重ねていくことができるのです。
まずは、何かひとつでも始めてみてください。
一か月後、あなたは自分の美しさに気がつくはずです。
◆いま口にしたものがあなたを決める!【1】
食事を抜いたり、睡眠不足だったりしても、
肌やプロポーションに影響がないというあなた…
若いときはDNAへのダメ―ジが少ないため、
自己修復スピードが速く、多少の無理をしても、
身体にそれが表れているとは思わないでしょう。
しかし、問題なのは、10年、20年たったときです。
見た目はわからなくても、身体の見えないところで細胞はキズついています。
ある日コップの水が急にあふれだすように、
影響がでてくるのです。
もしも、今、ファーストフードばかりの食事を続けていたら、
肥満になりやすいだけでなく、
もっと恐ろしいことになります。
コレストロールには悪いイメージがあるかもしれませんが、
実はコレストロールが女性ホルモンを含むホルモンを作っています。
ただ、コレストロールは油からできているので、
身体に悪いトランス脂肪酸たっぷりのジャンクフードはホルモンバランスに悪影響を与えます。
そのため、良質の油をとることが、美容と健康に大切なのです。
今から食習慣を変えれば、身体はこたえてくれます。
未精製の炭水化物と野菜、良質な油、たんぱく質をしっかりとる、
この基本を続けているだけで、
身体はみずみずしいまま、
美しく年を重ねていきます。
いいことも悪いことも、
口から身体に取り入れたものは、ゆっくりと確実に結果が表れてくるのです。
◆最強のコスメは、テーブルの上にある!【2】
美しくなりたいという気持ちは、
世界中の女性に共通です。
そのなかでも、日本の女性は、世界で二番目に美容にお金をかけるといわれています。
化粧品の代金のほとんどは、パッケージと広告費です。
本当に化粧品会社が使っている成分に効果があるのか、レチノール以外に独立したデータはありません。
シワはとくに、真皮層のケアが必要ですが、表皮に塗っても真皮層にまではほとんど届かないのです。
高いお金を払う割にあまり効果の期待できない化粧品よりも、
いちばんいいコスメティックス…それが食べ物なんです。
最強のビューティツールはあなたのお箸なのです。
何を食べるかで、あなたがどんな身体になるのかが決まります。
基本の栄養素が満たされていて初めて、やせやすい身体、美しい肌、
やる気に満ちた心を手に入れることができるのです。
せっかく毎日食事をとるのですから、
できるだけゴージャスな美人になれるようにしたいものです。
お腹がすいたというだけで考えずに食べることは卒業しましょう。
食事がコスメティックツールになるように、賢い食べ方を知る必要がります。
100%完璧にできなくても、少しでもよいことをとり入れればいいのです。
美容と栄養の知識は大きな力になります。
今、身につければ、あなたは一生美しく健康でいられる武器になるでしょう。
◆美女の朝は一杯の青汁から…【3】
野菜をとったほうがいいのはわかっていても、
朝はサラダを用意している時間さえ惜しいでしょう。
そんなときはやっぱり、手軽にビタミン補給できる青汁がおすすめです。
空腹のときなら、栄養分の吸収もいいので、
朝いちばんに飲む習慣にしてしまいましょう。
起きてすぐ水分をとると、腸の動きが活性化して便秘対策にも最適です。
なかには苦い、まずいと思う青汁もあるけれど、
商品によって味が違うから、
口に合うものを探してみてください。
味だけでなく、何でできているのかによって、
効果も少し変わります。
原料のラベルもチェックしてくださいね。
クロロフィル入りのものは、抗酸化やデトックスの効果が高いです。
でもけっして飲みやすいものではないので、
長く続けるためにはちょっと工夫が必要です。
たとえば、果汁100%のリンゴジュースをほんの少し加えてみてください。
独自のえぐみや青臭さが薄まって飲みやすくなります。
◆美女は白いものを食べるのをやめている!【4】
ここでいう「白いもの」とは、白米や白パンなどの精製された穀類や、
白砂糖のことです。
世界の美女は、ご飯なら玄米や雑穀米、
パンなら全粒粉やライ麦を使った茶色いもの、
糖類は黒砂糖や蜂蜜を選んでいます。
なぜそうするかといえば、
それはもちろん美容のためです。
精製されたものは植物繊維や栄養素が抜けていて、
血糖値が上昇しやすいのです。
血糖値が急に上がると下がりやすく、その変動が、太りやすさ、
シワ、シミといった老化の体内時計を早めます。
これまで漠然と、雑穀米を選んでいたかもしれませんが、
これからはアンチエイジングのために必須アイテムと心得てください。
茶色いものは、美しくなれる食べ物の代表選手のひとつです。
ただ外食など、どうしても白い穀類しか食べられない状況もありますよね。
そういうときは、つけ合わせをひと工夫してください。
たとえば、植物繊維たっぷりの野菜やお酢を一緒にとると、
急激な血糖値の上昇を防ぎます。
◆美女に必要なのは濃い野菜!【5】
野菜が身体にいい理由は、いろいろありますが、
最近の研究で注目されているのが、
野菜の持っている「抗酸化成分」です。
トマトの「リコピン」、ブドウの「ポリフェノール」などという言葉を聞いたことがありませんか?
これが「抗酸化成分」で、身体がさびて古くなってしまうのを防いでくれるのです。
アンチエイジングや美白といった、美容の観点から考えると、野菜をとる必要性は抗酸化成分にあり、
といっても過言ではありません。
しかし、いちいちどの野菜にどの抗酸化成分が入っているか、などと考えるのは大変ですよね。
カンタンな方法は、七色の虹のように、色とりどり、色の濃い野菜を選ぶことです。
たとえば、赤はトマト、赤ピーマン、オレンジはニンジン、かぼちゃ、
緑はホウレンソウ、ブロッコリー、白は玉ねぎ、カリフラワー、
紫はナス、プルーンといった具合です。
目に美しいというだけでなく、色によって含まれる成分が違い、
色鮮やかであるほと抗酸化成分が多いのです。
毎日、色とりどりにするのは難しいかもしれませんから、
1日トータルで考えて「レインボーカラー」のお皿を目指しましょう。